これまで,ジオコーディングでは「アドレスマッチングサービス(東京大学の無償サービス)」が利用されてきました.
無償で,しかも住所さえわかればポイントデータを作成してくれる点で魅力的でした.
しかし,以下に挙げる問題点が指摘できると考えます:
よって,いかに簡便な方法で位置情報を取得するかが,研究を遂行する上で大きな鍵となります.そこで,本トピックでは2つの手法を紹介します.
1.商用ソフトを用いる場合
iタウンページのデータを取得し,一覧にまとめるソフトが存在します.特に,経緯度まで取得できる自動検索くんがおすすめです:
これについては,筑波大学のここに詳しいので,参考にしました.
ギミックは,iタウンページに掲載されている所在地地図のポイントデータ(=経緯度情報)を丁寧にダウンロードしてくれる,ただこれだけのことなのですが,これが大変ありがたいのです.手作業では途方もない時間を費やしてしまうから・・・ なお,上記3ソフトともに無料で試用ができます.地理学研究には自動検索くんが秀逸であったことを重ねて報告します.
2.既に所在地一覧がある,もしくはできるだけ無償サービスで挑みたい
ギミックは同じでも,無償でやる方法の一つを紹介します.
MANDARAで有名な,谷謙二研究室(埼玉大学教育学部人文地理学)のWebサイトで提供されているサービスを用いることです.もっとも,サービスの根本は,Google Map APIの利用と書いてありますので,これを勉強すれば,個人的にGeocodingのサービスを立ち上げることもできそうです. ・・・もちろん,そんな術も余裕も無いものですので,ありがたく谷先生のサービスを使わせていただきます! これでまた少し賢くなったかな?
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